
「人生はお金じゃないよね」という人がいますが、ぶっちゃけ人生の幸不幸は「お金で決まる」と言っても過言ではありません。
日本で「お金、お金」というと、「卑しい!なんか下品!」と言う人もいるかもしれませんが、これから経済格差が激しくなっていく日本において、「お金の問題」は誰にとっても切り離せない問題になることは間違いないでしょう。
ここで断言できるのは、お金について学ばない人は、間違いなく損をしているし、自分の大切な未来を犠牲にもしています。
大切な家族や、自分自身をしっかりと守りたいなら、ちゃんとお金について学び、大人として「お金の基礎教養」を身につけておきましょう。
今回は、我々が「なぜお金について学ぶ必要があるのか?」について解説していきます。
早速、行ってみましょう!
なぜお金について学ぶ必要があるのか?
お金を学ぶ理由は、大切な家族や自分を守るためというのが大前提ですが、その前にまず頭に入れておかなくてはならないことは、「日本が置かれている厳しい現状を知る」ということが大切です。
日本が今、どのような状況にあるかを解説していきましょう。
日本円の価値が下がり続けている
以下のグラフを見ると、日本円が対ドルに対して、どのように価値をアップダウンさせてきたのかがわかります。
2013年には、80円払えば1ドル買うことができましたが、この10年間で、130円払わないと1ドルが買えなくなるまで、円の価値は下がってしまいました。
このように円の価値が下がっていくことを「円安」と言いますが、円安になると何が不利かと言うと、海外から輸入するモノが値上がりしてしまうことです。
ただでさえ、日本は海外からの輸入品にかなり頼っており、2020年の「農水産物輸入」にかかっている費用は7兆6918億円にものぼります。
「円高」の時ならば、輸入品依存が高くても問題はないですが、円安が加速すればするほど、日本が海外に支払うお金が上がっていくことになります。
この状況が続くと、日本経済にとってボディーブローのように効いてくるのは間違いありません。
モノやサービスが安すぎる日本
円の価値と関連した話になりますが、「ビッグマック指数」という各国の物価指数を測る基準があるのですが、以下のデータは各国の通貨の価値を、ビッグマックの価格で比べたデータになります。
各国のビッグマック価格
- スイス→6.98ドル(804円)
- 米国→5.81ドル(669円)
- 日本→3.39ドル(390円)
2022年1月時点で、日本のビッグマックは390円ですが、アメリカのビッグマックは669円、スイスでビッグマックを買うと804円です。
つまり、アメリカで食事をしたり、サービスを受けたりする時には、日本でお金を使う時よりも、1.8倍くらい値段が高くなっているということです。
日本円の価値が下がっているということは、銀行に預けている日本円も知らず知らずのうちに減っていると言うことにも繋がります。
つまり貯金をしているだけでは豊かにはなれないし、資産が減り続けるという認識を持つ必要があるでしょう。
人口減少・高齢者の増加に伴う国力の低下
最近、日本人の死亡率が出生率を上回ったというニュースがありましたが、この事実からも日本はいよいよ人口減少をジワジワと体験していくことになります。
そして、高齢化社会へ本格的に突入ということで、半分の日本人が60代以上になるという時代もそこまで遠くない未来となりました。
人口減少と国民の高齢化が、国のGDPにとってはマイナスに影響してくるので、日本がいつまで先進国の立場をキープできるか保証はありませんし、いつ後進国になってもおかしくはない状況だと思います。
だからこそ、今後の日本国内で、自分自身がどのように働き、資産を守り、生きていくのか?
これは誰にとっても避けられない大きな課題となっています。
お金を扱う5つの方法とは
ここまで解説してきた内容からも、日本で生きていく上で、お金の基礎教養をちゃんと身につけていかないと、取り返しのつかない状況になる可能性は高いです。
そこで、覚えておきたいのは「お金を扱う5つの方法」です。
- 貯める
- 増やす
- 使う
- 守る
- 稼ぐ
この中で、何も考えずとも知識がなくてもできることってどれでしょうか?
それは「お金を貯める」ことです。
稼いだお金を銀行に入金して貯めることは誰でも出来ますし、貯金することが生きがいという人も多いでしょう。
しかし、今の銀行金利ではお金を預けているだけでは、資産が増えることはありませんし、むしろ、円安やインフレの影響で、預けているお金の価値は時間と共に下がってしまう可能性が高いです。
では、どうすればいいのか?
その答えは「増やす」と「守る」を徹底的にやり抜くことです。
投資でお金を増やして、支出・税金を減らしてお金を守る
自分の大切な資産を更に蓄えていく上で、もっとも始めにやるべきことはこれです。
- お金を増やすためには「投資」をすること
- お金を守るためには「支出」「税金」を減らすこと
単純に銀行に預けている預貯金があるなら、一部のお金を「投資信託」などで運用してみる。
生命保険料、携帯電話料金、日頃使っているサブスクサービスを見直して支出を減らしてみる。
そして「iDeCo」や「ふるさと納税」などを活用して、支払う税金を減らしてみる。
以上のようなことを実践してみることで、「お金の基礎教養」が身につくはずです。
何をやったらいいか分からないという人は、投資初心者に向けた記事を書いてますので、チェックしてみてください。