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ブラック職場は無礼な人だらけ【組織をポジティブに変えるのは礼節】

2019年8月7日

こんにちは。ノジソウ(@nojisoufreedom)です。


突然ですが、最近、無礼な人が増えたなぁと感じるのは私だけでしょうか。職場での無礼、家庭での無礼、色んな無礼なケースがあると思います。


ここ数年ですっかりハラスメントという言葉が定着しましたが、世の中にはまだまだハラスメントに繋がるたくさんの「無礼」が溢れています。


僕は働く人たちの1人でも多くの方に、楽しい気持ちで会社に行って欲しいと願っています。


世の中を少しでも明るくする為に、あえてこの「無礼」を取り上げ、いま職場では何が起きているのか、起こりうる損害はどんなことがあるのか、を明らかにしていきたいと思います。


そして、礼儀のある職場とはどんな職場なのか、すべての従業員が楽しく働ける職場の取り組みとは、働くすべての方の心の闇を晴らせたら幸いです。

 

 

無礼がもたらす損害

 

無礼とは何なのか…

 

無礼とは
下品であることを証明し、尊敬できないと思わせる言動をとること。

 

企業のトップである経営者や、上司となるリーダーが「無礼」だと、その職場にいる半分の人達がわざと手を抜くようになります。つまり50%の人達がサボるようになるということです。


組織がそのような形になってしまうと、真面目に努力をする人達ばかりに仕事の負担がかかるようになります。


そのような事が積み重なった結果、勤勉で能力のある優秀な人からその場所を去っていく、つまり辞めていくということが起こるようになります。


アメリカではこの「無礼」によって年間で5000億ドルものコストが発生しているそうです。無礼な態度が想像している以上に大きな損害をもたらしていることがわかりますよね。


会社内に無礼な人がいるとわかると、その取引先である顧客はたとえそれを直接、見ていなくてもその企業との取引を避けるようになります。


無礼は企業のブランドイメージにも影響する大きな損害を与えてしまうのです。

 

具体的な無礼な言動とは

ここで職場の「無礼」について触れていきます。無礼な行動リストを作りました。

 

無礼な行動リスト

  1. みんなの見てる前で「叱る」「侮辱」する
  2. 暴力をふるう
  3. 大きな声を出す
  4. 相手の人格を否定する
  5. 飲み会等の付き合いの強要
  6. 就業時間外のメール・電話
  7. 時間を守らない
  8. 噂話を広める
  9. 相手を無視する
  10. 間違っていても謝らない
  11. 顔を見て挨拶をしない
  12. 過去の事を執拗にほじくり返す
  13. パソコンを打ちながら相手の話を聞く
  14. 打ち合わせ中にスマホをいじる
  15. プライベートへの執拗な介入

 

いかがでしょうか、自分の身に覚えがある方もいるのではないでしょうか?

無礼は無礼を呼びこみ伝染していく


無礼は伝染して、次の無礼を生みます。


人の思考は単純なものです、「あんな風にはなりたくない」「あんな風にはならない」なんて思っていても、いつまにか影響を受けてしまうのが人間です。


日頃から無礼な人が近くにいると、その影響はカンタンに広がっていき、自分自身も無意識のうちに攻撃的な言動をとりやすくなります。


例えば職場で無礼な上司に、無礼を受け続けた部下が、家庭に戻ると妻や子供に対して無礼を振る舞ってしまうのです。DVや虐待などはこういった積み重ねがエレカレートして生まれるのでしょうか


また、人が無礼を受けているのを見ているだけでも、簡単に人から人へと伝染していってしまいます。


こんな研究結果がありますが自分以外の人間への無礼な態度を目にしただけでも、生産性は著しく下がり、仕事上で思い付くはずのアイデアの数が30%減ってしまったという研究結果があります。


無礼を目にするだけで人として認知するのための貴重な資源が奪われてしまうのです。


皆の見ている前で叱るという行為自体が、見ていた人達のモチベーションを下げてしまいます。
そう無礼さは一種のウイルスのように人から人へと伝染していくのです。


社内で起きたことは、社外の顧客にも伝染していきます。人は無礼さを経験すると通常よりも他人の無礼さに対する感受性が鋭くなっていきます。


すべての人達の最大限の力を発揮できなくする。それが「無礼」なのです。

 

無礼を打ち消す礼節とは

 

礼節という言葉があります。

 

礼節とは…

社会生活の秩序を保つために必要とされる行動・作法。礼儀。 

 

礼節は賢明さの表れです。礼節はすべての「無礼」を消滅させる魔法です。

 

礼節は礼節を呼び伝染していく

無礼な行為が無礼を呼び込むように、礼節のある行動は礼節を呼びこみ周りに伝染していきます。


礼節のある行動とはどんなものがあるか、リスト化してみました。

 

礼節のある行動リスト

  1. 相手の顔を見て元気に挨拶する
  2. 相手の話を遮らず最後まで聞く
  3. お辞儀に魂をこめる
  4. 1秒でも時間に遅れない
  5. 小さな事でも恩返しを忘れない
  6. 相手の名前を呼ぶ
  7. 小さな事でも約束を守る
  8. 背筋を伸ばして歩く
  9. ささいな事でも感謝を伝える
  10. すみませんではなくありがとうと言う
  11. 話しかけられたら相手に体を向ける
  12. パソコンを打ちながら相手と話さない
  13. 相手を敬い承認する


ささいな事でも一つ一つ大切に行動することが何より大切です。

 

礼節は経営者やリーダーから


職場の中心者から率先して礼節に取り組むべきです。


リーダーが礼節ある人なら、チームの業績、創造性は間違いなく高まります。そしてメンバーの精神的な消耗が少なくなります。


礼節のあるリーダーや経営者は従業員に安心感を与えます。礼節ある人は笑顔を絶やさず相手を尊重します。小さな事でも自ら部下の見本になるということが大事です。


逆に失敗するリーダーというのは、無神経で人を不快にさせ、従業員を私物化して弱いものいじめをするという性質なのです。


中小規模の企業の創業者の中には、態度や言動の無礼な人物が少なくないです。無礼な態度によって生じた悪い記憶は、脳に焼き付き数年間は残るといいます。


そばで見ていただけでも心身に悪影響がおよぶのです。環境は必ずそこにいる人に影響を与えます、よくない環境にいれば、自分の言動も良くないものになるのです。


逆にあなたが礼儀正しい態度をとれば、それによって周囲の人たちも礼儀正しくなり好循環を生むのです。

 

礼節で日本が変わる、そして世界も変わる

私は礼節で世界は変わると本気で信じています。


世の中ではたらく全ての人達が、1人でも多く明るい気持ちで仕事をしてもらう為に、経営者やリーダーはもちろんのこと、組織に属する1人1人が今こそ勇気を出して一歩踏み出していくことが大切だと思います。


それぞれが人に礼節を与える人になって、仕事での成果をお互いに共有し、良いところを褒めあって、フィードバックを継続し、大切な意義というものを認識しあうことが出来るようになれば、必ずこの世界は変わると確信しています。

 

  • この記事を書いた人

さとり

自称ミニマリスト。ブロガー歴4年。買ってよかったお気に入りアイテムをレビューしたり、自分の体験談などをブログに綴っています。