こんにちは。ノジソウ(@nojisoufreedom)です。二人の子供の父親をしています。
先日、「子供は大学に行くべきか?」についてツイートをしました。
よくある採用基準の「大卒以上」はもはや意味がないと思う。
子供には大学に行くならば早くから働くことをすすめている。
なぜならば、日本の大学は勉強しなくても単位さえ取れてれば就職には影響がない。
だから学ぶことに必死にならない。形だけの教育ならば早めに実戦を経験した方がいい。
子供の教育については、家庭によってその方針は違うと思いますが、我が家の子供は大学に行かなくていいと思ってます。
主な理由は、日本の大学に行くことにメリットを感じてないからです。
もちろん、子供から「こういう理由で大学に行きたいんだ!」という明確な意思とビジョンがあるなら、了承はしようと思いますが、「進路が決まらないから…。とりあえず大学行っとく?」みたいな、そんな生ぬるい理由なら、大学に進学することは絶対に了承はしません。
それでは、「大卒という肩書きがいらない4つの理由」をお話していきたいと思います。
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大卒という肩書きがいらない4つの理由
大学卒業という肩書きは、もはやオワコンということで、必要ない4つの理由はこの通り。
- 大学生はあまり勉強をしていない
- 若い人口はどんどん減っていく
- 大手企業に就職できても安定はない
- 日本は学歴社会ではなくなる
一つずつ解説していきましょう。
1、大学生はあまり勉強をしてない
大学生の1日の平均勉強時間は小学生より少ないそうです。もちろん、めちゃくちゃ勉強頑張っている人もいると思います。
ではなぜ、大学生は勉強をしないのか?という点ですが、大学に明確な目的を持って進学した人が少ないのではないでしょうか。
考えてみれば高校を卒業して、いきなり社会人って、正直ちょっと勇気がいりますよね。できればもう少し学生気分が味わいたいな。みたいな。
僕の同級生はみんなそんな感じで大学に行くことを選択してました。(そんな僕は高卒です)
「そうか、ならば大学へ行こう!」的なノリで大学に行っている人が多かった。でもその大学進学のための高い学費を払うのはほとんどが親です。
そんな軽い気持ちのために、国公立4年間であれば約240万円、私立文系4年間で約390万円、こんな大金を払って大学に意味はあるのでしょうか。
ならば、早々と社会に出て、実戦で経験を積みながら稼いだ方が良いと思います。
ちなみに、アメリカでは、大卒と博士課程修了者は、初任給が5割も違います。なのでアメリカでは大学に行かせる意味は大きいし、子供も必死に勉強しますよね。
日本もアメリカのように大卒の収入に大きな差をつけられるのであれば、みんな勉強するようになるんじゃないかと思います。
2、若い人口はどんどん減っていく
若い人が年々減少しています。まずはこちらのグラフをご覧ください。
引用元:統計ダッシュボード
1990年。約30年前の年齢別の人口グラフです。僕はまだ小学生でした。(部屋とワイシャツと私が大ヒットした年です。)
40代が一番多いものの、10代がそれに近いくらいの人数いました。
この数字をもとに、2030年の年代別人口予想グラフを見てみましょう。
引用元:統計ダッシュボード
どん!若年層がだいぶシェイプアップされてますね。若い人から人口が少なくなってます。この時代には、50代・60代が人口シェアのナンバーワンとなります。
これがどういうことを示しているのか、感の良いあなたならもうお気づきだと思います。
1990年は、若い人がたくさんいたので、多くの大卒の新入社員を受け入れることができました。企業はどうせ受け入れるならば「高卒」じゃなくて、「大卒」の勉強をたくさんしてきた人がいいだろう。と、そんな基準で品定めができたわけですが。
現在は、若い人自体が少なくなっているので若手の採用が難しくなっています。そして、これから更に若い人の採用は厳しくなります。
若い人が少なくなるということは、「人を選んでいる余裕がなくなる」ということです。
「大卒」に限定していた企業もどこかで、その基準をかえる必要がでてくるのは間違いないです。なので「大卒」という肩書きはもうお飾りにしかならなくなる。
大卒だろうが、高卒だろうが、もはや学歴は関係なくなり、とにかく若年層で未来のある若手を採用したい企業は増えるはずです。
3、大手企業に就職できても安定はない
大学に行く目的って、ほとんどが「超がつく大手優良企業に入社したい」という理由ですよね。
あの有名な○○商事とか、○○銀行とかに新卒で入るのならば、大卒の肩書きがないと行列にすら並ぶ資格がないわけです。
じゃあ、例えばその超がつく大手優良企業に入社ができたとして、定年まで絶対にリストラされないという保証はありますか?
ないですよね。今後は大手企業だから絶対に安全なんていうことはないですし、大手だけでなく、会社の寿命は年々短くなってます。
それが予想されてるのにも関わらず、もしかしたら沈むかもしれない船への切符を得るために、国公立4年間であれば約240万円、私立文系4年間で約390万円、こんな大金を払って大学に意味はあるのでしょうか。
そんなお金と時間の余裕があるのであれば、お子さんにプログラミングスクールにでも行かせた方が、よほどコスパが良いと思います。
4、日本は学歴社会ではなくなる
今でこそ、まだ大手企業の採用条件には「大卒以上」が目立ちますが、先ほども申し上げたとおり、採用条件の「大卒以上」は今後間違いなくなくなるはず。
近年、日本の雇用情勢も少しずつ変わってきました。
2020年に施行された「同一労働同一賃金」や、これから進むであろう「ジョブ型雇用」などの雇用制度は、これまでの年功序列・終身雇用をくつがえすものです。
これからの時代、企業には新卒社員を定年まで守り切れる体力もありませんし、安定した経営を行うためには、定期的なリストラであったり、組織の新陳代謝を図る必要があります。
生き残りをかけたこの時代に、東京大学出身という学歴よりも、この人材は何ができるのか?、会社にどんな影響をもたらしてくれるのか?、雇うことでより具体的な効果を重視されるようになります。
やっぱり「大卒」のほうが有利だと思う
でも、やっぱり大学卒業してたほうが、高卒よりはイメージ的にも良いし、勉強だってできそうに見えるし、受験勉強でガムシャラに勉強した経験はプラスになると思う。
「大卒以上」が採用基準になっている会社もまだたくさんあるし、やっぱり大卒のほうが良いでしょ!という意見もあると思います。
世間体とか気にしたら、そんな安易な結論になるかもしれませんが、一番大切なのは「大学4年」という貴重な時間をどのように過ごすのか?ということだと思うのです。
勉強やアルバイトよりも実戦で稼ぐ力を身につける
大学に行って、単位がとれる程度に勉強しつつ、合間でアルバイトをして、みたいな4年間を過ごすなら、実際に稼ぐことを経験する4年間を過ごしたほうが、圧倒的にコスパが良いはず。
もし今僕が18歳なら、高校卒業と同時に、IT分野で伸びているベンチャー企業に就職して、まずは現場で実際に仕事を経験します。
若いうちから、優秀な経営者の近くで刺激をうけながら、一緒に働いたほうが成長速度は間違いなく速い。
1年くらい社会人としてビジネスの基礎を学んだら、自分で副業を始めます。
こうやって、10代のうちに副業でストック収入が得られるようになれば、自分の本当にやりたいことにもコミットできるし、20代で独立というのも夢ではないですよね。
親も価値観を変える必要がありますね
自分が小さい頃の価値観を、子供には押し付けてしまうこともありますが、まずは親自身が今の時代に何が起きているのか、これから何が起きるのか、ということを知る努力が必要ですね。
大学生が勉強しないという話をしましたが、大人こそ勉強をしていないのが日本の現状です。
引用元:エン転職ユーザーアンケート
毎日1時間勉強している人は、わずか7%です。大人よ、もっと勉強しよう。
世の大人から未来への意識を変えていきたいものですね。
一般教養含めて、近未来の課題を知りたいならば、元マイクロソフトの成毛さんのこちらの書籍がおすすめです。2040年までに起きるであろう事が書かれてます。ぜひ手に取って勉強しましょう。