進撃の巨人がいよいよクライマックスのようです。
11年も連載されてきた長寿マンガですが、僕は5年くらい前に、都内某所の漫画喫茶でパラっと読んだっきりでした。
ハッキリ言うとその時は、まったくハマらなかった。
当時は「うわ、巨人きも!」、「リヴァイ兵長、かっこ良過ぎ!」、程度の浅はかな感想だったと思います。
実はふとしたきっかけで、年末年始休みを利用して「Amazon Prime Video」で進撃の巨人アニメを一気見したのです。(一気に見たということ。マンガは読んでません。)
しかも、家族全員そろって一気見です。今回は、僕がアニメ「進撃の巨人」を観るきっかけになったこと、そしてハマった理由を書いていきたいと思います。
注※ちょいネタバレあります。
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きっかけは息子の突然なる「心臓を捧げよ!」
僕が再び、進撃の巨人を観るきっかけとなったのは、小学生の息子の言動でした。
とある日の朝、「心臓を捧げよ!!」と、いきなり息子が敬礼をしたのです。おい、どした!大丈夫か?!
僕「もしかして、それ、進撃の巨人??」
息子「そうだよ。〇〇君と〇〇ちゃんが、よくやるんだよ!」
どうやら学校で「心臓を捧げよ!!」のポーズが流行っているらしい。なんて小学校だ。。
僕「え?進撃の巨人知ってるんだ!懐かしいな。よく知ってるね!もう終わったアニメなのに。」
息子「え?まだやってるよ!」
僕「マジっすか?!」
そう。この時の僕は「進撃の巨人」は既に完結している。そう思っていたのです。
5年前に漫画を見たきりで、その時の僕の所感はパッとしなかったので、てっきり終わっていると思っていました。
すみません。諫山先生。この場を借りて謝罪させてください。
「鬼滅の刃」より「進撃の巨人」
小学生の彼らに言わせれば、「鬼滅の刃」のブームはすでに過ぎ去っており、「進撃の巨人」はファイナル完結に向けて、めちゃくちゃ盛り上がっていたんです。
ちなみに「進撃の巨人」は、子供に見せたくないアニメランキングTOP3に入ってます。
「ささーげよーささーげよー。心臓をささーげよー。」と洗脳されたように歌う息子。
この歌は大好きですが、彼は心臓を捧げる意味、わかってるのかな。。
こりゃ教育的に大丈夫か?と心配になりましたが、このやりとりの中で、僕の中の「好奇心の巨人」は目覚めてしまいました。(そんな巨人はいない。)
「そういえば、進撃の巨人って全部ちゃんと見たことなかったな。Amazon Prime Videoで見れるのかな?」、と調べる僕。
「あった…。しかも4シーズンまでいく超大作になってるじゃないか!!」
その日から毎夜毎夜、家族全員で「進撃の巨人」を見るという日々が始まったわけです。
観はじめたら最後、完全に「進撃の巨人」にハマった。
今回の年末年始休みは「進撃の巨人で始まり、進撃の巨人で終わった」と言っても過言ではないです。
1話終わる度に、続きが気になるので、「次の話へ」をクリックしてしまう。
多分、1日6話〜8話くらい観ていたと思います。
気づいた頃には、「もう、次は一体どうなるんだ?!」、と病みつきの状態になっていました。
ちなみに、僕と息子だけではなく、妻と娘もどハマりしました。
アニメ「進撃の巨人」にハマった3つの理由
なぜ、これほどまでに僕は、そして僕の家族はみんなで「進撃の巨人」にハマったのか?
夢中にハマってしまった理由を考えてみました。
- 予想通りにならないストーリー展開
- 犠牲なしには前に進めないという現実
- 常に絶望的なんだけど、どこか前向きになれる
一つずつ深ぼっていきます。
予想通りにならないストーリー展開
進撃の巨人は、想定通りのシナリオでことが運びません。それが魅力的な面でもあると思う。
常に「え?マジか?」みたいな展開が待ち受けている。だから、また続きが観たくなるんですよね。
毎回、巨人が現れるシーンとか、まさにそうですよね。
よくある王道マンガのキレイな勝ちパターンは「進撃の巨人」にはありません。
ちょっと刺激が強いシーンは多いけれども、これがハマる理由なのかもしれないです。
犠牲なしには前に進めないという現実
進撃の巨人ではとにかく多くの仲間が死にます。
「なぜ、このキャラがここで…」と観ている側も正直しんどいシーンが多いです。
しかし、主人公たちは仲間が倒れて死んでも、その犠牲をムダにしない為に、とにかく前を向いてひたすらに戦い続けます。
この「犠牲を払ってでも戦い続ける」という攻めのマインドが、観ている側の心を奮い立たせるのではないかと思います。
現実社会もそう、何かの犠牲を払わなければ、大きな対価を得ることはできない。どう考えても不利な状況の中で、それでも尚、あがき続けるキャラクター達に共感できるという点もありますね。
常に絶望的なんだけど、どこか前向きになれる
「そこまで絶望的に追い込まれるかぁ…」と思わず唸ってしまうシーンが結構あるんですけど
そのハラハラする展開から、ほんの一筋の光を見せるのが上手いなぁと感じます
僕が一番絶望を感じたのは、「獣の巨人」が岩を砕いて投げ続けるこのシーン。
この投石により、たくさんの戦士が死にます。バックには超大型巨人と鎧の巨人が控えてるし「もう全滅するしかないよね。この展開…。」といったダークなシーンです。
しかし、この絶望的に追い込まれたシーンが、エルヴィン団長の一声で戦局が変わり一気に形勢逆転するんです。
ここでも、多くの犠牲が発生するのですが、ここでエルヴィンが決断していなければ、調査兵団は全滅していたはず。
それぞれのキャラクターの命をかけた勇気ある行動から学ぶことがあるのも、進撃の巨人の面白さの一つであると思います。
毎週、「進撃の巨人」で盛り上がる我が家
毎週、放送されている「進撃の巨人」で我が家は盛り上がっています。(地上波は深夜放送なので、録画して観ています。)
まさに「進撃の巨人」が家族のコミュニケーションツールとなっていますね。
これは「進撃の巨人」に限らずだけど、アニメの力ってすごいよなぁ。と、最近感じます。
昔は、親とアニメを観るなんてのは想像もしなかったけど、今のアニメは年代問わずにみんなで楽しめるますよね。
「鬼滅の刃」も「呪術廻戦」も、家族全員で観ています。
最近のは派手で残酷なシーンが多いけれども、コミュニケーションは増えるし、深く考えさせられるストーリーで学べることもあると思います。
気になる方は、一度観てみることをおすすめします。今日はこの辺で。