人材派遣、人材紹介エージェントとして人材業界を10年以上に渡り経験してきた管理職サラリーマンです。
人材と企業をマッチングさせる「人材コーディネーター」になる上での、必要なスキルが身に付くビジネス書をご紹介いたします。
本記事は「人の役に立ちたい」「転職活動で悩んでいる人の力になりたい」こういった理由を持った
人材業界や人材コーディネーター職を目指している方、すでに人材業界や人材コーディネーターとして活躍されている方に向けた内容となっています。
伝え方が9割
博報堂の元コピーライター佐々木圭一さんの書籍です。
相手への伝え方をこだわることで、人生が変わるといっても過言ではないことがわかる書籍です。
まず、相手の頭の中を考えて、ひと工夫して伝えることで、相手の「NO」を「YES」に変えることができます。
そして、相手に提示する選択肢を2択に絞り込むことで、交渉ごとの成功する確率を上げていくことができます。
言葉の使い方、ギャップを利用することで、相手に伝わる強い言葉を作ることができます。
例えば、一度否定をしてから肯定をすることで、より効果的に相手に響く言葉にすることができるのです。
良好なコミュニケーションを磨きたい方の必読書と言えます。
言葉にできるは武器になる
電通のコピーライターの梅田さんの書籍です。
梅田さんの生んだ有名なコピーライティングに
『バイトするならタウンワーク』
『世界は誰かの仕事でできている』
などの有名なキャッチコピーがあります。
人に何かを説明したり、自分の言葉として伝える時に一番大事なことは何か。
それは「自分の意見」だと言います。
自分の考えている意見を育てない限り、言葉は深みを持たずに薄っぺらい言葉になってしまいます。
普段なんとなく考えていることを、もっと深堀りして自分の意見を育てていくことで、相手に伝わる厚みのある言葉に変化させることができるようになります。
人材コーディネーターの必須スキルはコミュニケーション能力です。
自分のコミュニケーション力や、言葉の力を磨きたい人には必読の書籍です。
採用基準
キャリア形成コンサルタントであり、マッキンゼー・アンド・カンパニーで人材育成、採用マネージャーを務められていた伊賀泰代(いがやすよ)さんの書籍です。
1000人以上の学生と面接をしてきたという、人事の大ベテランともいえる伊賀さんが、優秀な人材を見抜く条件や、今後の日本社会で必要とされる人材像について触れています。
人材コーディネーターとして「人を見る力」を養うことのできる教養書です。
そして、すベてのビジネスパーソンが持つべき「リーダーシップ論」についても、深く説かれた書籍です。
人材業界の未来シナリオ
これから人材業界を目指す人のバイブルと言っても過言ではない書籍です。
本書を読むことで日本の人材業界がどのように発展をして、今日に至ったのか、そのすべてを理解することができます。
リクルートが出来た歴史、日本の求人ビジネス・人材紹介・人材派遣などの歴史について、ここまで細かい視点で書かれている書籍は本書以外にないです。
そして近未来の人材業界トレンドや、ビジネスパーソンとして求められることなどが網羅されています。
これから人材コーディネーターを目指す人にとって、教養として抑えておかなくてはならないことが詰まった書籍です。
キャリアコンサルタントになりたいと思ったらはじめに読む本
人材コーディネーターとして活躍されている方にとって更なるステップアップを考えた時に「キャリアコンサルタント」の国家資格取得を目指す方も多いのではないかと思います。
そんな向上心のあるビジネスパーソンに読んでいただきたい書籍です。
ただの憧れだけというだけで、キャリアコンサルタントに挑戦するのではなく
キャリアコンサルタントを目指す本人が今後どのようなキャリアで活躍していきたいのか
そういった自分自身のキャリア形成を考えていく意味でも、必読すべき書籍です。
人材業界を目指す人に向けて
人材コーディネーターは人材サービス企業の心臓部といっても過言ではないです。
コーディネーターのコミュニケーション力・考え方・知識次第で、成果も大きく変わっていきます。
コーディネーターは雇用を生み出す、社会貢献度の高い仕事でもありますので、自分自身の人としての成長を貪欲に求めていっていただきたいと思います。
本記事が読んだ方のレベルアップにつながれば幸いです。
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