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ダークホースに学ぶ!諦めなければやりたい事は仕事にできるのか?

ダークホースに学ぶ!諦めなければやりたい事は仕事にできるのか?

「やりたいことを俺は仕事にする!」なんて、ワンピースのルフィが「海賊王に俺はなる!」というくらい、壮大な目標だと思っていませんか?

やりたいことなんて仕事にできるわけなんてないだろ!と、現実に目を背けて、社会にツバを吐きかけているそんな人におすすめしたい書籍があります。

「ダークホース」

「本当にやりたいことを仕事にできるの?」と、思っている方は、ぜひ本書を読んで参考になさってください。

本書が伝えたいこと

  • 充足感こそ幸せになる条件
  • 小さなモチベーションこそ大切
  • 自分の人生をコントロールする
  • もう標準化の考え方は何の役にも立たない
  • なぜ標準化時代の考え方は役に立たないのか
  • 個別化の時代に備えろ



筆者自身が「ダークホース」を読んで、学んだこと・感じたことなどをまとめて書評していきたいと思います。

充足感こそ幸せになる条件である

充足感こそ幸せになる条件である

ダークホースでは、自分自身の個人的な充足感や達成感ほど「成功の要件」であると語られています。

他人のことについては、金と力が成功の要件だが
自分自身については、個人的な充足感や達成感を成功の要件と見なす。

Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代 



僕たちは不思議なことに、自分にはない他人が持っている強い「リーダーシップ」だったり、富だったり、名声とかが羨ましく感じたりしますよね。

元ZOZOの前澤さんが宇宙旅行に行った。とか、青汁王子の年収は10億円だ。とか。

でも、それは他人の「成功の要件」だから、自分が勝手に相手と比べて劣等感を味わっているだけなんですよね。

これを自分ごとに置き換えてみると、自分の「成功の要件」というのは、何かを成し遂げた時の充足感や達成感みたいなものが、幸福感を多く味わえる結論だったりします。

DIYで本棚が作れたとか、ランニングで10km走り切れたとか、今までの自分だったら諦めていたことが、最後までやり遂げることができたとか、その時の充足感って何者にも代え難いですよね。

つまりは、自分と他人の成功は切り分けるべきで、他人をうらやむ前に、自分が充足感を味わえることを大切にしたほうがいいと言うことです。

筆者は一時期、「FIREして周りを見返してやる!!」なんて考えていたことがありましたが、本当に愚かだったなぁと反省してます。

小さなモチベーションこそ大切

小さなモチベーションこそ大切

ダークホースの中では、充足感を得る為の一番の方法は、自分自身にとってかけがえのないことに熱心に取り組むことによって、質の高い充足感が味わえると書いてあります。

充足感をもたらす環境は人それぞれに異なる。一個人の興味、関心、必要性、欲求はそれぞれに異なるからだ。
ダークホースたちは何かに成功することで充足感を得たのではなく、自分自身にとってかけがえのないことに熱心に取り組むことで充足感を得たのだ

Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代 



何かに成功したから、高い充足感を得たのではなくて、自分の興味が湧くもの、これをやってみたいという欲求のような、「小さなモチベーション」に目を向けて、そこを目掛けて熱心に取り組むからこそ、高い充足感を得ることができる。

自分自身が関心を持てるような事こそ、大切にしたほうがいいということですね。

自分の人生をコントロールする

自分の人生をコントロールする

人は誰もが平等に、自分の人生をコントロールできる権利を持っている。この原理原則を忘れてはならないと思います。

充足感と成功を獲得するための重要な鍵は、自分の興味や関心、能力に合わせて「環境を選ぶ権利」を持っていることに気づくということ

Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代 



心のどこかで、人は常識というもの大切にしてしまうものです。

  • 一度決めたことはやり抜かなければならない。
  • ここで逃げたらまた同じ目にあうかもしれない。
  • やりたい事をやって生きていけるわけがないだろう。



こういった世間一般の常識が自分自身の考える力を奪い、自分の「人生を選ぶ権利」を放棄してしまうことにつながるのです。

あなたはもはや機械の歯車ではない、充足感は授けられるものではなく、獲得するものだ。
本物の選択肢を提示される時、あなたは自分の人生を本当にコントロールする権利を手にする



機械の歯車のように、言われたことだけをやるのではなく、決められた目標だけを追い求めるのではなく、自らの「充足感」を得るために、自分にとっての「本物の選択肢」を勝ち取ること。

それらを選ぶ権利は誰にでもあるんです。

もう標準化の考え方は何の役にも立たない

もう標準化の考え方は何の役にも立たない

本書では、これまでの古い価値観を「標準化時代」と言い、新しい価値観を「個別化時代」と呼んでいます。

標準化時代はこの成功を目指して努力を重ねれば、いずれ充足感を得るという基本理念に具体的な強制力を持たせてきた。
何世代にもわたって、われわれはこの理念を受け入れてきたが、ついに今それを一斉に報告しようとしている。
その理念が約束するものがいかに空しく響くか個別化の時代の到来によって気づき始めたからだ。

Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代 



標準化時代では、「学校の勉強をして良い点数をとる」「良い点数をとって良い学校に入る」「良い学校に入って有名企業に入る」という価値観でした。

本書では「標準化の考え方は何の役にも立たない」と言い切っています。

この考えには激しく同意で、以前に「こどもは大学に行く必要があるのか?」みたいな記事を書きました。

なぜ標準化時代の考え方は役に立たなくなるのか?

なぜ標準化時代の考え方は役に立たなくなるのか?

「個別化時代」では学校や会社といった組織は、これまでのやり方・考え方を変えなくてはならないからです。

これからの組織は効率性ではなく、「適応性の追求の責任を負う」と本書では書かれています。

一人の個人。すなわち、生徒・会社員に「平等な選択肢」を提供する組織は「個別化時代」では繁栄していく。

これまでのような「効率性」ばかりを追い求めるのではくて、個別化の時代には、組織は「適応性」を提供することが求められていくようになるからです。

個別化の時代に備えよう

個別化の時代に備えよう

だから、この時代を生きている人たちは、これまでの古い価値観を捨てて「個別化時代」に備えていく必要があるんです。

個性を邪魔者と捉えるシステムが個人の充足感をサポートするのに必要な条件を作り出すことはないからだ。
標準化されたシステムでは目的の追求がやがて充足感につながると請け合っているがこれも空約束でしかない。
だからこそ標準化時代に充足感を感じることがこれ程までに少なくなってしまったのだ。
対照的にダークホース的な発想がこつぜんと輝きだすのが、このどのようにという問題を考えるときである。
その発想は個々人の潜在能力を余すところなく開花させる方法を明快に示しているのである。

Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代 



組織の中で「個性」を消しさり、優等生になって、うまく立ち回るのではなくて、個性を活かしその潜在能力を開花させることで、自分自身の充足感につながり、それが回り回って、所属している組織やその中にいる人たちにもプラスの影響が出ていく。

まさに「個人の幸せ」を追求すれば、周りの人たちも幸せにできる。「個別化時代」が浸透すれば、素晴らしい世界になる気がします。



本書を読んで感じたのは、いま世界は確実に変わってきています。

組織に所属する一人一人が、会社の枠組みに従うだけでなく、自分の生き方を問うことが求められています。

本書の肝とも言うべき、自分自身の「小さなモチベーション」に正直に向き合うことで、「個別化時代」に溢れたチャンスを勝ち取れるのだと感じます。

  • この記事を書いた人

さとり

自称ミニマリスト。ブロガー歴4年。買ってよかったお気に入りアイテムをレビューしたり、自分の体験談などをブログに綴っています。