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【転職するな】人材業界に就職してはいけない理由5選

【転職するな】人材業界に就職してはいけない理由5選

 

サラリーマン
人に関わるのが好きなので、人材業界に転職したいんだけど、業界のことを色々と知りたいなぁ。

 

  • 人材業界に就職したいと考えている方
  • 人材業界は社会貢献度が高い仕事だと思っている方
  • 人に寄り添った仕事がしたい考えている方

今回は人材業界で働きたいと思っている人に向けた記事です。

 

人材業界を目指す人たちに知っておいて欲しい事を、実際に人材業界経験者である僕が、業界のブラックな部分にメスを入れて解説していきます。

 

早速、行ってみましょう!

 

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人材業界は「人」が売上

 

人材業界はボランティア集団ではありません。

 

「人の人生を支える、人に寄り添って仕事をしていく」という良いイメージが先行していますが実際には人間が「商品」そのものとなっています。(言い方悪くてすみません)

 

人が商品になっているという事は、人が売上であり、人がお金に変わっているのです。これは変えようのない事実です。

 

会社によって名称は違いますが、キャリアアドバイザーや人材コーディネーターという仕事には売上ノルマというものが存在しています。

 

だいたい、採用する人の年収の30%〜35%くらいが成功報酬になるので1人の転職を決めれば「100万円」くらいが当たり前にもらえます。

 

転職支援を行う事で大きなお金が動くのです。

 

それに伴い、「月に10名は転職させなくてはいけない」という売上ノルマが設けられます。

 

最初は転職相談で悩んでいる方の為にと、ホスピタリティー前面に真剣に求職者の方とキャリア面談を行なっていきますが慣れてくると、キャリア面談をしている最中でも、「この人を決めたらいくら…」というリアルが頭をよぎってしまうようになります。(まさに職業病)

 

そうなると、迷っている求職者に対して、無理くり「この会社は素晴らしいですよ!」「○○さんの経歴ならピッタリです」などと、思ってもいない事をつらつらと並べて、断らせないように駆け引きをするようになります。

 

この繰り返しによって、「あれ?自分は何のためにこの仕事をやってるんだろう…」と自己嫌悪になってしまい入社した当初の輝いていてた新鮮な気持ちがなくなり、自己嫌悪になり退職してしまう人が多いのも事情です。

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人材業界は残業や休日労働が多い

 

人材業界は昔から長時間労働な業界です。理由は二つあります。

 

✔️ 働いている人に合わせるから

求職者であれば仕事が終わってから18時以降に面談することが多くなりますし、派遣スタッフを担当している担当者であれば、終業後や休みの日に「悩み相談」などを聞く事になります。

 

なので、必然的に夜や休日であったり長時間労働になりがちです。

 

✔️取引先の勤務時間が様々だから

取引先が24時間やっているコールセンターなんかだと電話がかかってくるのが、土日であったり、深夜なんてこともザラにあります。

 

こう言った事情からも残業や休日労働が多くなりがちな業界なのです。なのでオンとオフの切り替えができずに、自宅でも仕事をしてしまうことが多いです。

 

ただ最近では、ちゃんと労働時間の管理をしている会社が増えてきているので面接を受ける際は、その辺りの管理方法や実態を聞いてみることをおすすめします。

 

人材業界はお客がヤバい

 

人材紹介や人材派遣などの人材サービスを利用するお客さんのすべてがヤバいとは言いませんが、ヤバいお客さんが多いのも事実です。

 

特に気をつけた方がいいのは「慢性的に人を募集している会社」です。

 

常に募集しているという事は、それだけ人が辞めていて定着率に問題があるという事です。

 

そして、人材サービス事業者への扱いがひどい会社もたくさん存在します。

 

僕が経験してきた事を並べたほうが分かりやすいので、ツラツラとお話をしていきます。

・人材派遣編
人を集められなかったらどうしてくれるんだ?と威圧して詰め寄ってくる担当者。

スタッフが突然辞めたら「お前が職場に入って働け!」と労働を求めてくる担当者。

スタッフが入社してすぐに退職すると「お金は一銭も払わない」と言い始める。

 

・人材紹介編
入社日が決まっていた紹介者が内定辞退した事を報告したら「ふざけるな!」と怒鳴られた。 

A社に紹介した求職者が面接で落とされたが、その後こちらを通さずにA社に就職していた。

 

このように、結構クレイジーな会社が多いのも事実であります。本当ビックリするくらい反社会的な会社が存在しています。

 

勿論、神のように素晴らしい会社さんもあるんですが、半分以上はヤバイ会社だと思った方がいいです。

 

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人材業界は景気に左右される

 

人材業界は人を募集している企業がターゲットなので、ありとあらゆる企業とお付き合いができるのですがその反面、不景気になるとその反動が半端ないです。

 

不景気になると一番最初に削るのは「人件費」です。そして次に「広告費」。

 

リーマンショックでも、コロナショックでも、同じような現象が起きていますがまず起きるのは「採用凍結」です。

 

各企業の採用計画が凍結することによって求人自体が減少していきます。

 

採用凍結が起こると、採用する為の求人広告も必要なくなります。

 

そして次に「非正規雇用である派遣社員の契約更新」がされなくなります。

 

大体の人材サービス企業が「人材紹介」と「人材派遣」のビジネスで飯を食っていますからこの二つのダブルパンチで、人材サービス会社にはかなりの損害が起こります。

 

そして、なんとか募集している企業を開拓しようと、企業に対して営業をかけますが人材のニーズがない会社に営業しても営業しても受注がもらえるわけがないので、営業疲れを起こしてしまう。

 

そして、会社の業績が下がり、雰囲気も悪くなった挙句、退職してしまう人が後を絶たないのが現状です。

 

相当なタフネスパーソンしか生き残れない業界でもあります。

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人材業界は必要なくなる

 

最後に最大の悲報ですが、近い将来に人材業界は大きな転換期を迎えます。

 

この大きな波によって、さらなる業界淘汰が進み、人材業界自体が違うサービスに飲み込まれていくと僕は予想しています。

 

その根拠は二つあります。

ソーシャルリクルーティング

 

ソーシャルリクルーティングの波がジワジワと来ていますね。

 

wantedlyやLinkedin(ビジネスSNS)といった、これはSNSを基盤としたリクルーティング手法です。

 

既にスタートアップ企業では、広告費用をかけずに、そして人材エージェントへの莫大な紹介料を払う事なく採用を成功させている企業が多く存在しています。

 

中でも「HeaR」という採用支援を行っているベンチャー企業は、所属している社員全員で「Twitter」を活用して会社のカルチャーや情報を発信し続けて、フォロワー35000人を集めたそうです。(僕のフォロワーの10倍くらい多い)

 

そして、そのフォロワーの中から採用コストをかけずに人材確保に成功しているそうです。

 

HeaR株式会社、人事・広報の田島さんのnote記事です。
>>7人で総フォロワー数3万人超、スタートアップのSNS戦略

 

このようにSNSを活用して採用に結びつけていく会社は今後増えていくと予想されます。だって無料ですから。

AIマッチング

 

AIの発展により、人材エージェントや派遣会社の人材コーディネーターがやっていたマッチング業務がAIに代替えされていきます。

 

つまりAI、人工知能が「キャリアコンサルタント」となって、求職者のニーズを正確に拾い上げていく未来がやってきます。

 

求職者データと求人企業データをマッチングする仕事は、これまでは人の手を介して行われていましたが人の記憶だけでは、正確なマッチングに限界がありますし、またマッチングにかけている時間や工数を考えると圧倒的に生産性の低いコスパの悪い業務になっていると思います。

 

むしろ、求職者データと求人企業データをマッチングするような仕事は、人工知能のようなAIにこそ最適な仕事だと言えます。

 

このソーシャルリクルーティングが主流になっていく事で、まず人材サービス企業への依頼が少なくなります。

 

そしてAIマッチングについては、既に導入している人材サービス企業もあります。これまでのような、旧体質のやり方で営業していればあっという間に業界は淘汰されていく事になるはずです。

 

それでも人材業界が好き

 

ここまで業界のダークな面にメスを入れて話をしてきましたが、ここまで聞いても「やっぱり人が好き」「誰かの力になりたい」「誰かに元気を与えたい」このような想いを抱いている方は本物です。

 

ここまで業界批判的なことを話してきましたが、そんな僕自身も人が好きだし、仕事に悩んでいる人がいたら時間を忘れて話を聞いてしまいます。

 

職が決まった人からの感謝の声やあの人の笑顔、企業担当者から「○○さんは良い人を紹介してくれる」こんなことを言われるともうこれ以上ない幸福感に包まれる、そんな素晴らしい面もある仕事です。

 

これまで上げてきたようなブラックな側面は理解しつつも、業界自体はビジネスモデルを変えていくチャンスでもあると感じています。

 

これから先の未来で起きる事は、まず更に人材の流動化が進んでいき、転職が当たり前になっていく時代がきます。

 

そして、転職自体がネガティブなものではなくなり、また転職活動をしている人だけがターゲットではなくなります。

 

在職中の人材、つまり潜在的な転職者層へのアプローチ方法がキーになっていくと思います。最後に、日本の人材ビジネス・リクルーティングビジネスは、これまでの考え方や、やり方では「衰退」していくのは間違いないです。

 

テクノロジーの発展によって、これまで以上に採用コストが抑えられていく中で社会的にも「より付加価値をつけたサービス」を展開できる人材ビジネス企業だけが生き残っていける時代だと強く感じますし、厳しい環境に変わっていく中で、良質な会社だけが生き残り、人材業界がまた健全化されていくと期待しています。

 

これから人材業界を目指す方は、この辺りを意識して、業界を変えていく一翼を担っていただけたら幸いです。

 

皆様の転職が成功することを心より願っております。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

ノジソウ@管理職リーマン

人材系の管理職リーマン。ブラックな企業で社畜となり消耗してきた経験を糧に「すべての働く人達に希望を!」という自己満なテーマで発信中。2児の父。 座右の銘は『すべてに一喜一憂しない』である。読書・ギター・動画編集・ビールが主な趣味。

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