・会社に依存せずに働いていきたい!
・自分の専門性や適正ってなんなんだろう?
本記事はこのような悩みがある人に向けて書いています。
「これから自分はどんなキャリアを目指せばいいのか…」
僕自身、現在はアラフォーですが、自分のキャリアにはそれなりに悩みながらここまで生きてきました。
そんな今回は、アクシス株式会社の代表取締役の末永雄大さんの著書「CAREER LOGIC(キャリアロジック)誰でも年収1000万円を超えるための28のルール」の書評をしつつ、僕なりのキャリア論について触れていきたいと思います。
本記事を読んでわかること
・キャリアの勝ちパターンがわかる
・実現可能なキャリア戦略がわかる
・どこまでいっても自分の幸せの基準が大切
本記事では僕が本書を読んで感じた事や、キャリアに悩んでいる方へのアドバイスを含めて解説していきます。
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夢のような働き方はまず存在しない
多様な働き方が支持されるようになりましたが、世間を騒がせるインフルエンサーたちのような働き方はそもそも再現性がとても低いです。
「今こそ起業しろ」「フリーランスで働いて稼げ」「サラリーマンは搾取されている」といった話は、確かに正論ともいえますが、一般的なキャリアを目指している人たちにとってはある意味、雑音でしかないです。
「実際に好きなことで仕事をする」というのは、簡単な話ではないし、寝る間も惜しんで日常生活を犠牲にするくらいの努力と汗とリスクを背負うことによって成り立っているのです。
本書では、キャリア戦略を持てば、誰でも市場価値を高めて、自己実現を果たすことができると書かれています。
自分のキャリアを逆算して考える
僕自身はもうアラフォーなので、今から逆算してキャリアを考える事は難しいのですが、10代・20代のこれからの未来を担うビジネスパーソンは、今から自分のキャリアの終着駅を定めて、逆算して考えていくことで自分の理想のキャリアを積み上げていくことができると思います。
CAREER LOGIC (キャリアロジック)ではキャリアを逆算して設計していくアクションプランが書いてあります。
最初から自分の目指すキャリアの仕事に就ける人は本当に稀です。様々な過程を踏んで、経験値をつけていく中で、自分の目指すキャリアへの一歩ずつ近づいていくことができるのです。
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どんなに努力をしても年収は業界で決まる
よく「自分は年収1000万円を目標にしています!」というビジネスパーソンを見かけますが、年収1000万円というステータスに辿り着くためには、働く業界の選択を間違えてしまうと、どんなに努力を重ねても、年収1000万は夢物語となってしまいます。
例えば飲食業界のように商品単価が低く、利益率が低いビジネスで年収1000万円を目指すとした場合、恐らく役員クラスにでもならない限り、現実的ではないと思います。
自分の年収を上げたいと考えるならば、商品単価が高い業界、そして利益率が高い業界を選ぶべきなのです。
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目指すべきは年収700万の壁
年収が700万を超えると、そこから先、いくら稼ごうとも「人の幸福感」はさほど変わらなくなるそうです。
正しいキャリア戦略を描いて、正しい努力を積み重ねていけば、人材市場の中で「年収700万」の価値を持つ事はそこまで難しいことではないと僕個人は考えています。
そんな僕は30歳半ばにして年収700万の壁をかろうじて超えることができました。
年収1000万円をいきなり目指すのというのではなく、まず「市場価値700万円」を一つの成功として目指すことが、その先のキャリアにとっても大切な要素になっていくと思います。
幸せの基準とキャリア戦略のバランスを考えよう
僕個人は人材サービス業界で働いているので、日頃から転職相談に乗ることも多いですが、ここ最近、自分のキャリアについて悩んでいる人がとても増えたと感じています。
この背景には「終身雇用の崩壊」があり、誰もが仕事人生に「自分はこのままでいいのか?」という悩みや焦りを抱えていると思います。
その中で世間では「会社に縛られない働き方を」とか「副業を始めよう」といったトレンドになっていることにフォーカスしますが
根本にある個人の「キャリア設計」や「キャリア戦略」がそもそもずれていたり、違う方向に走ってしまっていたら、本末転倒だと思います。
僕自身、アラフォーになった今でさえも、迷いながらも自分のキャリアを突っ走っていますが、本書を読んで感じたのは、いくら稼ごうが、いくら成功しようが、「今の自分が幸せだ」と語れないような働き方では、キャリアを楽しんでいるとは言えない状態だと思います。
どこまでいっても、世間の情報やトレンドに惑わされずに、自分のライフプランや価値観を大事にして「自分のキャリア」を向き合っていくべきだと思います。
これからの自分のキャリアに迷いを感じている方、自分の市場価値を高めていきたいと考えている方にとっては、知っておいて損はない情報が詰まった書籍です。