こんにちは。ノジソウ(@nojisoufreedom)です。
僕は管理職として某企業にて働いておりますが、今回は日本社会のサラリーマン上司を代表して、ダメな上司がやってしまいがちなヤバイ行動の5つを言語化しました。
本記事はこんな悩みを抱えた人に是非読んでいただきたい。
・部下の育成がうまくいかない
・管理職としての自信を失っている
・理不尽な管理職に怒りを覚えている
僕は日本の管理職を元気に!そして、管理職に悩まされているサラリーマンを減らしたい!そんなことを日々考えて過ごしております。
本記事が日本社会で働くすべてのサラリーマンの羅針盤となったら、これ幸いです。
早速行ってみましょう!!
参考記事 管理職にはなりたくない時代【管理職のコスパは悪くない件】
1、ダメな上司は機嫌に振り回される
機嫌に振り回される上司は最悪です。
特に自分の機嫌を相手にぶつけることで発散しているような上司はもっと最悪です。
もちろん、上司には部下を注意しなくてはならないシーンが多々あるとは思いますが、機嫌に振り回されていては「上司失格」だと思います。
そして機嫌を悪くして、我を失うと平気でこんなデリカシーのない怒り方をしてしまいます。
・みんながいる前で怒る
・感情的にひたすら怒る
・人格を否定するような事を言う
こんなことをやってしまうと部下の信頼を一気になくします。
機嫌に振り回されて子供みたいに感情がコントロールできない人なんだなと。思われてしまいます。
僕のスローガンですが「自分の機嫌は自分でとる」というのをモットーにしています。
自分の機嫌を人や環境に委ねるのではなく、自分でちゃんとコントロールする。
人に機嫌をとってもらっている時点で、自分に負けている証拠。
「自分の機嫌は自分でとる」ビジネスマンとしての基礎スキル。意外と出来ていない人が多いと感じます。
本当にできるビジネスマンというのは自分の感情には負けないんです。
参考記事 すぐカッとなる性格は損だらけ【アンガーマネジメント10選】
2、ダメな上司は自分の武勇伝を語る
人の武勇伝を聴かされること、相手が尊敬している人ならば、聴かせて聴かせてと前向きになれますが
毎日顔を合わせている上司からひたすらに武勇伝を聴かされるのは辛いですよね。
俺の時代はなぁ、注文とってくるまで会社に帰れなかったんだ。
当時、どこの競合もアポイントが取れないと言われていた大手のX商事は俺の営業で成約に至ることができたんだ。
「だからどしたぁ!!」と昔話が入りつつの武勇伝をただ聴かされるのは心の拷問でしかありません。
あと、僕が名付けたのですが「横取り武勇伝」という技をやる上司があとをたちません。
横取り武勇伝とはこんな技です。
いやー今日は取引先のA部長からハワイのお土産で高級チョコレートをもらっちゃいましてー
俺なんか、こないだ取引先の役員に「MacBookPro」もらっちゃったんだよねー
これが「横取り武勇伝」です。
部下が必死になって自分の身に起きた良かったことを話しているのに、その流れに乗りつつ自分の武勇伝に話を切り替える。
ある意味、スゴいスキルなんですが、横取りされた側の感情は「俺の話。今日も聞いてもらえてないなぁ、更に言えばかき消されて武勇伝聴かされてるよぉ」
そして周りからあいつ持っていかれたな…という見られ方をするので、悲劇でしかありません。武勇伝を語るのも、横取り武勇伝もやめましょう。
参考記事 生産性の低い会社の無駄な習慣【これをやめたら会社と社員が幸せになる5選】
3、ダメな上司は100%真面目にやる
真面目にやるというのはとても良いことだと思いますが、ネガティブなことを言うならば、真面目な状態をひたすらに続けていると、必ずつまらなくなるのが人です。
なので、ただひたすらに精神論だけ並べて、真面目に何でもやるというのは、いかがなものかと思います。
そして、部下側のことを考えるならば、100%真面目でとにかく真っ直ぐ頑張っちゃうような上司のもとで働いていると
一緒にいるだけでなんか疲れてきちゃうんです。
一生懸命に真面目に仕事することも、もちろん尊いことではあるのですが最近では、いかに仕事を楽しくできるか、がキーになっていると感じます。
言うならば、仕事に対してどのようにエンターテイメント性を取り入れられるか。
部下が楽しめる為の仕組みを取り入れられるかということです。
仕事を面白くする力のある組織はこれから間違いなく勝ち上がります。
そして、この仕事を楽しむ仕組みは、リーダーが仕掛ける大きな役割なのです。
参考記事 1on1ミーティングの魔力【部下が目的に向かって動き出す面談ノウハウ】
4、ダメな上司は部下の意見を聞きすぎる
最近は部下をサポートしていくような、時代に合ったソフトなマネジメントが求められています。
いわゆるサーバメントリーダーシップ、部下に尽くす形のリーダーシップです。
安易に怒鳴りつけたり、上から物事を言ったりするような上司は嫌われ者の典型です。
なので、世の管理職はハラスメントと言われないように、部下にどのように接すればいいかというのを悩みながら日々のコミュニケーションをとっているのではないかと思います。
しかし部下を腫れ物に触るかのごとく、言いたい事を言わずに八方美人な対応をしていると、部下のペースに巻き込まれてしまいます。
そして、部下の言うことを全て真に受けて、何でもかんでも「部下の働きやすい環境の為に!」と甘やかしていると上司はただの奴隷になります。
こんな風になってしまうと、部署の統制を保つことはできなくなりますし、上司の威厳はなくなります。
上司による恐怖政治はもちろん反対ですが、多少はハリのある緊張感を保っていく為にも部下の言うことは話半分にして、私情を挟まずに客観的に捉えていくようにしましょう。
本音で語り合える組織こそ、本物の組織であると言えます。上司であるあなた自身が、本音でぶつかっていきましょう。
5、ダメな上司は部下に興味を持たない
部下に興味を持たないとはどういう事か。
部下の言動が気にならずに、任せっきりになっている、又は何もかもが放置プレイになっているということです。
よくあるのが、仕事のできる優秀なメンバーであれば、「彼に任せておけば大丈夫だから口を挟むのはやめておこう」となりがちです。
そうなると、部下の行動を干渉することが少なくなります。
この上司のあえての優しさが部下の不満を増幅させる原因になります。
この時、部下側の気持ちを代弁するならば
そうなのです。口を出さない=放置プレイになっているという事に、大概の上司が気づいてないのです。
それでは、部下に興味を持っていると示す為には何をすべきか?ですが結論、部下の行動に対してフィードバックをしてあげることが大切です。
フィードバックがあれば人はグングン成長できるのです。
フィードバックの語源ですがフィード(feed)はフード(food)を語源とする【栄養】という意味、つまりフィードバックとは「栄養を与える」ということ。
フィードバックする行為は栄養の源を振りまく事。人を限りなく成長させたいと考えるならば、部下に対して細かくフィードバックしていきましょう。
参考記事 部下がグングン成長するノウハウ【上司が豊かになる人材教育】
まとめ:ダメな上司がついやってしまうヤバイ行動5選
今回は「ダメな上司がやってしまうヤバイ行動5選」をお届けしました。
日本社会で奮闘されている上司の皆様には耳の痛い話であったかと思いますが、日々の行動を見直す良い機会にしていただけたらと思います。
僕自身も管理職として日々奮闘しておりますので、管理職の皆様のお気持ちは痛いほど理解しています。
特にプレイングマネージャーのように、プレイヤーとしての仕事もあり、マネジメントも兼務されている管理職の皆様は、時に部下を思いやるほどの余裕がないこともよく分かっております。
実際に僕もそうで、自分の仕事が多忙を極めた時に、今回のヤバイ行動にあったような事をやってしまっている時期もありました。
部下との心の距離が離れている…と気づかされた時に、自分の行動を振り返って言語化しておいたモノが、今回書いたブログにつながっています。
「メンバーの力に支えられてマネージャーとしての僕が存在している」
いつまでも、この気持ちを忘れないで、今後も管理職としての責務を果たしていきたいと思います。
部下の教育、マネジメントを深く勉強するなら、こちらの本がおすすめです。
できるリーダーのマネジメント術を勉強して、ワンランク上の管理職を目指しましょう。